
プロとして活躍するアンサンブル・プレイヤーの育成を目的として1995年9月、富山市に創設された桐朋オーケストラ・アカデミーは、桐朋学園が長年培ってきた合奏教育の蓄積の上に成り立つ、全く新たな教育研究機関です。
桐朋学園大学教授陣を始めとして世界各国の指導者、演奏家による個人レッスン・合奏指導の下、公開演奏会、大学院大学との共同諸企画、海外留学生との交流などとあいまって、数多くの実践的かつ高度な教育成果を上げると同時に、地域に根付いたオーケストラとしても高い評価を得ています。
指導陣
教育システム
桐朋オーケストラ・アカデミーは、オーディションによって学生を選抜し、次の課程を設けています。
[開講期間/前期4月~7月、後期9月~12月]
教育課程 I
オーケストラ教育の実践を十分積んでいない学生を対象に、オーケストラの導入教育を行います。学生はそれぞれの専攻楽器ごとにしっかりとした演奏の基礎を学び、アンサンブルの基礎を身に付け、一定の水準に達するまで、オーケストラ演奏に参加することは出来ません。各期末に実技試験が行われ、一定の成績を修めた学生は、教育課程 II に進級することが出来ます。
教育課程 II
専攻楽器ごとの実技指導およびオーケストラ奏者にとって不可欠の実践的なアンサンブルやオーケストラの演奏指導が行われます。
各期末に実技試験が行われ、一定水準以上の優れた成績を修めた学生は、奨学金の受給あるいは研修課程に進級することが出来ます。
研修課程
オーディションの結果、演奏家としての水準に達していると判断された場合、研修課程(S・A・Bクラス)に在籍し、高度なアンサンブルやオーケストラの演奏研究を行うことが出来ます。研修課程生には、授業料、寮費等の校納金全額を免除するとともに、その研修活動を奨励するために、演奏会の出演および在籍クラスに応じて研修手当が支給されます。
後期に実施される実技試験の結果によっては上位クラスに進級することが出来ます。
※教育課程は通算3年間、研修課程は最長3年間まで在籍することが出来ます。
カリキュラム
オーケストラ指導
国内外の著名な指揮者、演奏家を招聘して行われます。ここでは現役でプロのオーケストラに在籍している演奏者も参加し、各楽器の指導者が現場の実践に即した指導を行います。
室内楽実習
オーケストラ教育の重要な一環として室内楽も重視し、多様な組み合わせによるアンサンブルの実習を行い、経験を積みます。

実技指導
オーケストラ・スタディ等、各専攻楽器の指導を行います。
講座
身体トレーニング、演奏姿勢等、プロ・プレイヤーとして将来必要になるテクニック等に関するトレーニングあるいは講義を行います。