作品を創作し、
発表する理想的な音楽環境があります

作曲活動は演奏家との共同が不可欠です。
優れた演奏家を輩出してきた本校では、その特長を生かした活気ある創作活動が行われています。
和声や対位法、楽器法などの作曲の基礎とオリジナルの作曲技術を学ぶ週1回のレッスンに加え、大学でも教授する指導陣が開設する「ロマン派の音楽」やデジタル・情報技術を含む「映像と音楽」といった内容の音楽理論講座を思う存分受講することができます。
また、演奏する作曲家を目指す本校は、ピアノ教育にも重点的に取り組んでおり、作曲と同じ週1回60分のレッスンでは、古典から現代までの幅広いレパートリーと高度な初見視奏の技術を習得します。
「指揮」で大学進学を目指す場合は、高校では指揮は副科として、作曲専門で読譜の基礎となる和声や楽器法、ピアノや他の楽器の副科履修など、大学のカリキュラムと緊密に連動する授業科目をじっくりと学びます。

教員メッセージ

音の貝殻

どうして、高校から音楽を専門的に学ぶのだろう?

それは、きっと音楽をきみとおなじように感じ、考える仲間がここにはいるから。

その仲間たちと、ここでしか出せない音を出し、ここでしか話せない曲の構想を話す。そしてここには、ここでしか出会えない先生たちがいて….

気がついたら世界のどこかのステージで、仲間たちと演奏し、作品を発表し、アニメや映画、ダンスなど、さまざまな音楽を作る場所にきみは仲間たちといる。

その幸せをかなえるための、はじまりの場所が桐朋!

砂浜で貝殻を探すように、好きな音を探し、その貝殻で眼を閉じて耳をふさぐと海鳴りが聴こえてくるのはなぜだろう。音楽をつくることは、まだ自分では気づいていないかけがえのない自分を発見すること。仲間たちとともに、もっと感じ、もっと考え、もっと楽しむ、ワクワクするそんな時間を一緒に楽しむ。それがわたしたち作曲スタッフの願いです。

さあ、みんな! 音楽は楽しむもの。きみだけの音の貝殻、さがしにゆこう!

作曲 石島 正博 先生

在校生の声

毎日が新しい発見にあふれ、助け合いながら成長できる環境です

桐朋は個性豊かな人が多く、毎日が発見に満ちているのではないかというイメージがありましたが、それは期待通りでした。友人や先輩たちから沢山の刺激や気づきを得られています。また、図書館に書籍や音楽雑誌、音楽ソフトが豊富にあり、気軽に借りられることも、作曲を勉強する私にはすごく魅力的です。いまは小さな編成で、思ったことを自由に曲にしていますが、将来的にはオーケストラの曲にも挑戦したいと考えています。また、あまり親しまれていないような楽器の曲を書いて、新しい可能性を広げてみたいですね。(作曲専門・2年)

指導教員