一人ひとりの個性を生かし
豊かな人間性と音楽性を育みます

高校時代の過ごし方が、将来の音楽人生を左右します。本校では、高い専門性を追求するとともに、人間として幅広い視野を持つことができるようにきめ細かく指導。教員一同、生徒一人ひとりに目を行き届かせ、個々の成長過程をしっかり見守っています。国内外のコンクールを受ける年齢がだんだん若くなり、学ぶ曲も多く、難しくなってきています。そのような中で、桐朋生が着実に成果をあげているのは、桐朋のカリキュラムや取り巻く環境が優れていることの証です。

教員メッセージ

古の多くの作曲家が、宇宙から降り注ぐ言葉を音にしてくれました。それを奏でることで、私達は歓びや潤いに感動し、時に苦しみや悲しみから癒やされて来ました。

高校ピアノ専門では、一人ひとりが、自身の探求する表現を求めて、音楽という言語体系の基本を学んでゆきます。そしてそれは、常に世界の音楽界とlegatoされています。この、伝統ある人間形成の資(たから)育成プロセスに全力で向き合うことが我々教員の使命と考えています。

皆さんと共に、音楽という言葉の持つ、無限の可能性の扉を開いていくのを、楽しみにしています。

ピアノ 新井 博江 先生

在校生の声

みんなの個性が一つに集まる室内楽は、時間を忘れるほどの楽しさがあります

桐朋に入学して感じるのは、みんな伸び伸びと音楽をやっていることと、先生方が生徒の意思を尊重してくださること。自由な環境の中で、自分もますます音楽が好きになったという実感があります。いま弦楽器の仲間と室内楽に取り組んでいますが、みんなの個性が集まってそれが一つになるのは、時間を忘れてしまうぐらいの楽しさがあります。音楽に対する新鮮な気持ちも生まれ、ソロの演奏にも役立っているようです。将来は海外も視野に入れ、ソロと室内楽の両方で活躍できるピアニストを目指していきたいと思っています。(ピアノ専門・3年)

指導教員